「ソフビってよく聞くけど、説明できない」「フィギュアと何が違うの?」——そんな疑問をこの記事1本で解決します。
ソフビの意味(定義)から、フィギュアとの違い、作り方(製法)、人気の理由、初心者の買い方、そしてベタつき・色移りなど保管の注意点まで、順番にわかりやすくまとめました。
結論:ソフビとは?
ソフビは「ソフトビニール(軟質PVC)」で作られる玩具・人形の呼び名で、中が空洞の“中空成形品”として語られることが多いジャンルです。
柔らかい手触りや軽さ、塗装の味、レトロさなどが魅力で、近年はコレクション性の高いアートトイとしても人気があります。
引用:定義の参考(コトバンク)
ソフビとは?|意味を一言でわかりやすく
ソフビは「ソフトビニール(soft vinyl)」の略で、主に軟質PVC(塩化ビニル樹脂)を使った玩具・人形を指します。 文脈によっては「中空成形品(中が空洞の成形)」として説明されることも多く、一般的な“カッチリしたフィギュア”とは触り心地や成形の考え方が異なります。
ポイント:「素材(PVC)=ソフビ」ではなく、“柔らかいビニール玩具の文化・作り”としてソフビが語られている、という整理をするとスッキリ理解できます。
なぜ「ソフビ」と呼ばれるの?PVCフィギュアとの違い
ここが初心者が混乱しやすいポイントです。
「PVC製フィギュア」も素材としてはPVC(塩化ビニル樹脂)を使うことがあります。それでも多くの人が “ソフビ” と “一般的なPVCフィギュア” を分けて呼ぶのは、作り方(成形)や楽しみ方の文化が違うからです。
- ソフビ:柔らかさ・中空成形・塗装の味(個体差)など、玩具/コレクションの文化として語られやすい
- 一般的なフィギュア:造形の精密さ・パーツ構成・均一な品質など、工業製品としての完成度を重視しやすい
もちろん例外はありますが、検索者が知りたいのはこの“感覚の違い”です。次の比較表で一気に整理しましょう。
ソフビと一般的なフィギュアの違い【比較表】
| 比較項目 | ソフビ(ソフトビニール玩具) | 一般的なPVCフィギュア(スケール等) |
|---|---|---|
| 主な素材 | 軟質PVC(可塑剤入りのことが多い) | PVC/ABSなど(硬めの部材が多い) |
| 成形の傾向 | 中空(スラッシュ成型など) | 肉厚・部品点数多め(射出成形が多い) |
| 手触り | 柔らかい/しなる | 硬い/カッチリ |
| 特徴 | 軽い・レトロ感・個体差が出やすい | 精密・シャープ・均一性が高い |
| 塗装・仕上げ | 手作業要素が残りやすい | 工業製品的な均一仕上げになりやすい |
| 価格の幅 | 小ロット・作家物は高額化しやすい | 大量生産で価格が安定しやすい |
| 楽しみ方 | コレクション性・アートトイ性 | 作品再現・完成度の鑑賞 |
ソフビはどうやって作られる?(ざっくり製法)
ソフビの代表的な作り方として知られるのがスラッシュ成型です。イメージとしては「型の内側に材料をまとわせて、中を空洞にする」方法。
だからソフビは軽くて、手で少ししなる感触になりやすいんですね。
スラッシュ成型(簡単な流れ)
- 液状の材料を型に入れる
- 加熱して、型の内側に材料を付着・固化させる
- 余分な材料を流し出して「中空」にする
- 追加の加熱・硬化、脱型して完成
ソフビの魅力|なぜ大人にも人気なのか?
ソフビの魅力は「柔らかい素材」だけではありません。“飾って楽しい・集めて楽しい”要素が強く、趣味としてハマる人が多いのが特徴です。
1)独特の質感と存在感
硬いフィギュアにはない、やわらかい“玩具感”が雰囲気を作ります。
2)塗装の味・個体差
塗装の表情が微妙に違うこともあり、同じ造形でも“自分の1体”感が出ます。
3)アートトイとしてのコレクション性
作家・ブランドの世界観を楽しむ、という方向にも広がっています。
初心者向け|ソフビの選び方・買い方(失敗しない)
初めてのソフビは、勢いで買うと置き場所や保管で困りがちです。最低限、次のチェックだけ押さえると失敗が減ります。
| チェック項目 | 目安 | 失敗例 |
|---|---|---|
| サイズ | 棚の奥行き・高さを先に決める | 大きすぎて飾れない |
| ジャンル | 怪獣/ヒーロー/アートトイなど好みで選ぶ | 好みが定まらず増える |
| 購入方法 | 受注・抽選・再販の有無を確認 | 買えるタイミングを逃す |
| 保管環境 | 直射日光・高温・密閉を避ける | ベタつき/色移りが起きる |
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ソフビの保管・お手入れ|ベタつき・色移りを防ぐコツ
ソフビは「柔らかい」ぶん、保管で差が出ます。特に注意したいのが高温・密閉・素材同士の長時間接触です。
ベタつきや色移りは、素材や可塑剤の影響で起きやすく、環境次第で進みやすくなります。
| よくある悩み | 起きやすい条件 | 対策 |
|---|---|---|
| ベタつき | 高温/密閉/経年 | 風通し・高温回避/ケースでも密閉しすぎない |
| 色移り | 他素材と長時間接触 | 直接触れさせない(紙・布を挟む等) |
| 変形 | 熱/圧力(重ね置き) | 荷重をかけない/立てて飾る |
| 塗装の劣化 | 直射日光/紫外線 | 日光を避ける/遮光できる場所へ |
参考:可塑剤の移行に関する説明(積水化学FAQ) / 可塑剤の移行性(可塑剤工業会PDF)
ワンポイント:「ケースに入れているから安全」とは限りません。
熱がこもる場所(窓際・家電の近く)や、素材同士が密着する飾り方は、ベタつき・色移りを招きやすいので避けるのが無難です。
よくある質問(FAQ)
ソフビとPVCフィギュアは同じですか?
素材としてPVCを使う点は共通する場合がありますが、一般に「ソフビ」は柔らかいビニール玩具としての文脈が強く、 中空成形や玩具文化・コレクション文化を含めて語られることが多いです。
ソフビは子ども向け?大人向け?
どちらもあります。昔ながらの玩具としてのソフビもあれば、近年は作家・ブランドが制作するアートトイ(大人向けコレクション)としてのソフビも増えています。
ソフビはなぜ高いものがあるの?
小ロット生産、塗装工程の手作業、流通(抽選・限定)、人気作家の需要などが重なると高額になりやすいです。
逆に量産される玩具ソフビは、比較的買いやすい価格帯のものもあります。
ソフビを長くきれいに保つコツは?
基本は高温・直射日光・密閉・素材同士の密着を避けること。ベタつきや色移りの原因になりやすい条件を避ければ、状態を保ちやすくなります。
まとめ:ソフビは“柔らかい玩具文化”として楽しむとハマる
- ソフビはソフトビニール(軟質PVC)玩具の呼び名で、中空成形品として語られることが多い
- 一般的なフィギュアと比べ、柔らかさ・軽さ・塗装の味・レトロ感などが魅力
- 初心者は「サイズ」と「保管環境」を先に決めると失敗しにくい
- ベタつき・色移り対策は「高温回避・密閉しすぎない・密着させない」が基本
次におすすめ: ソフビのおすすめ収納・ディスプレイ方法 / 初心者向け:最初の1体の選び方(ジャンル別)

