google.com, pub-5676051200642201, DIRECT, f08c47fec0942fa0

【ネタバレ考察】映画『来る』の“あれ”の正体は?結末の意味・伏線・原作との違いを答え合わせ

オリジナル作品

※この記事は映画『来る』のネタバレを含む考察です。

『来る』は、正体不明の“あれ”に翻弄される一家の物語でありながら、見終わったあとに怖さが増すタイプのホラーです。 本記事では「作中で確定している事実」「考察(解釈)」を分けて、 “あれ”の正体/なぜ田原家が狙われたのか/結末の意味/伏線を答え合わせします。

作品情報:TOHOシネマズ/原作情報:KADOKAWA

TOHOシネマズ:『来る』作品情報 / KADOKAWA:原作『ぼぎわんが、来る』

この記事でわかること

  • “あれ(ぼぎわん)”の正体をどう読むべきか(複数説)
  • なぜ田原家が狙われたのか(物語構造の整理)
  • 結末(ラスト)の意味:救済?循環?未完?
  • 伏線を表で回収(見落とし防止)
  • 原作との違い(未読でもOKな範囲で)

  1. 結論まとめ(答え合わせ)|“あれ”の正体・狙われた理由・結末の意味
  2. まずは基本情報(公式寄り)|原作・公開・作品データ
  3. ネタバレあらすじ(考察に必要な部分だけ・超圧縮)
    1. 前半:違和感の芽(“知紗”を知る来訪者)
    2. 中盤:家族のほころびと“あれ”の接近
    3. 終盤:対峙(集結)と決着(ただし余韻が残る)
  4. “あれ(ぼぎわん)”の正体を考察|断定できる事実/解釈の余地
    1. 【事実】作中で確定していること(ここは断言してOK)
    2. 【考察1】“怪異”としての正体:存在は「何か」より「どう作用するか」
    3. 【考察2】“概念”としての正体:怪異は「家族の歪み」を増幅する装置
  5. なぜ田原家が狙われたのか?(物語の核心)
    1. 【事実】“外から来た恐怖”が、家族の関係を壊していく
    2. 【考察】狙われた理由=“呼び込む構造”が整ってしまった
  6. 結末(ラスト)の意味を3説で整理|救済/循環/未完
    1. 説1:救済(決着)…「勝った」と読む
    2. 説2:循環(代償)…「終わったように見えて終わらない」と読む
    3. 説3:未完(観客委ね)…「答えを固定しない」ことがテーマ
  7. 伏線回収チェック(表で答え合わせ)
  8. 原作との違い(未読でも読める範囲で)
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q. “あれ”の正体は結局なんですか?
    2. Q. なぜ“知紗”の名前を知っていたの?
    3. Q. ラストはハッピーエンド?バッドエンド?
    4. Q. 原作を読むと何が補完されますか?
  10. まとめ|『来る』は「理解した瞬間に怖くなる」タイプのホラー

結論まとめ(答え合わせ)|“あれ”の正体・狙われた理由・結末の意味

先に結論(要点)

  • “あれ”は、作中では「明確な正体」が断言されず、怪異(存在)としても概念(人間の歪み)としても読めるように作られている。
  • 田原家が狙われた理由は、超常現象の“理屈”というより、家族・人間関係の綻びが怪異を強めていく構造で説明すると腑に落ちる。
  • 結末(ラスト)の意味は、①救済(決着)/②代償と循環/③完全には終わっていないの3方向で読みやすい。

※以下、本文で「事実」と「解釈」を分けて詳説します。


まずは基本情報(公式寄り)|原作・公開・作品データ

作品名 来る
原作 澤村伊智『ぼぎわんが、来る』(角川ホラー文庫)
公式の作品情報 TOHOシネマズ(配給:東宝など)

引用元:
TOHOシネマズ:『来る』作品情報
KADOKAWA:原作『ぼぎわんが、来る』(角川ホラー文庫)


ネタバレあらすじ(考察に必要な部分だけ・超圧縮)

ここから先はネタバレが濃くなります。

前半:違和感の芽(“知紗”を知る来訪者)

  • 田原の職場に「知紗さんの件で」と伝言を残す来訪者が現れる。
  • 知紗は、まだ生まれていない(名付けたばかりの)娘の名前。なぜ知っているのかが不気味さの核になる。

中盤:家族のほころびと“あれ”の接近

  • 不可解な出来事が増え、田原家は“見えないもの”に追い詰められていく。
  • 霊感を持つ人物たちが関わり、怪異の輪郭が徐々に濃くなる。

終盤:対峙(集結)と決着(ただし余韻が残る)

  • 複数の霊媒・関係者が集まり、“あれ”と対峙する大規模なクライマックスへ。
  • 派手な見せ場のあと、勝ったのか/終わったのかが観客に委ねられる余韻で終わる。

参考(あらすじ):
TOHOシネマズ:『来る』作品情報


“あれ(ぼぎわん)”の正体を考察|断定できる事実/解釈の余地

【事実】作中で確定していること(ここは断言してOK)

  • “あれ”は人間の常識では説明できない現象として描かれる(被害・異常・介入)。
  • “あれ”は誰彼構わずではなく、特定の対象(田原家)へ執着するように迫る。
  • 終盤は、霊媒的な手段での対抗が中心となり、“戦い”として構図化される。

【考察1】“怪異”としての正体:存在は「何か」より「どう作用するか」

原作タイトルが示す通り、“あれ”は「ぼぎわん」という呼称で語られます。 ただし映画は、その正体を“図鑑的に説明”するより、現象の怖さ人間側の崩壊を優先している印象です。

この説の読みどころ

  • “あれ”の怖さ=能力の強さ、というより逃げ道を奪う粘着性
  • 対策が進むほど、別の歪み(不信・暴露・利害)が噴き出す

【考察2】“概念”としての正体:怪異は「家族の歪み」を増幅する装置

『来る』の面白さは、“あれ”が家族の中に元々あった問題を可視化していく点です。 つまり怪異は外部からの侵入者であると同時に、内側にある痛みや分断を増幅する鏡として機能します。

ポイント:この読み方をすると、「怪異の設定を完全に説明しない」こと自体が意味を持ちます。
正体の言語化よりも、人間が壊れるプロセスが主題になるからです。


なぜ田原家が狙われたのか?(物語の核心)

【事実】“外から来た恐怖”が、家族の関係を壊していく

前半の段階で、田原家は「幸せな家庭」として提示されますが、物語が進むほど 言葉にされない違和感見て見ぬふりが積み重なっていきます。

【考察】狙われた理由=“呼び込む構造”が整ってしまった

「誰が呼んだのか?」という問いに対して、本作は単純な犯人当てに回収しません。 代わりに、家族の中の痛み・ズレ・承認欲求が、“あれ”を強くしていく(招き入れてしまう)構造を描いているように見えます。

読みやすい整理(3点)

  1. 隠し事が増えるほど、怪異は“説明不能”として肥大化する
  2. 分断が進むほど、対策は「一致団結」できなくなる
  3. 言語化できない痛みほど、“外側の恐怖”に置き換えられる

結末(ラスト)の意味を3説で整理|救済/循環/未完

ここは断定しません。映画は余韻を残す作りなので、読みやすい3説に分けます。

説1:救済(決着)…「勝った」と読む

クライマックスの“対峙”は、明確な戦いとして描かれます。 そのため「一定の決着がついた」と受け取り、ラストの余韻を傷の残る勝利として読むことができます。

説2:循環(代償)…「終わったように見えて終わらない」と読む

ホラーの王道として、怪異は完全には消えず、形を変えて残ることがあります。 本作も「代償」や「残滓」を匂わせるため、恐怖が循環するエンドとして読む余地があります。

説3:未完(観客委ね)…「答えを固定しない」ことがテーマ

そもそも『来る』は、怪異の百科事典ではなく、人間の痛みが増幅していく物語です。 だからラストを固定せず、観客の経験(家庭、仕事、関係性)で怖さが変わるように作られている、と考えるのが一番しっくり来る人もいます。


伏線回収チェック(表で答え合わせ)

伏線/違和感 登場 回収(または意味づけ) 考察(読み)
“知紗”を知る来訪者 前半(発端) 怪異が「家族」を狙う前提が確立 恐怖の本体は“外”よりも“内”に食い込む
小さな嘘・隠し事 中盤まで反復 対策が一致団結しにくくなる 怪異は「分断」を餌に肥大化する
周囲の“信じない空気” 随所 孤立→焦燥→判断ミスへ 現代ホラーとしてのリアリティ(社会の怖さ)
終盤の大集結 クライマックス 一見“勝利”に見える 派手さの裏で「傷」が残る=後味の源

使い方:もう一度観るなら、上の表の「登場」ポイントだけ意識すると、怖さより“構造”が見えて考察が捗ります。


原作との違い(未読でも読める範囲で)

原作は澤村伊智『ぼぎわんが、来る』(角川ホラー文庫)です。 映画は映像の勢いで“体感”を作る一方、原作は文章で背景や心理を補完しやすい面があります。

観点 映画『来る』 原作『ぼぎわんが、来る』
怖さの方向 映像・音・集結のカタルシスで“体感” 文章で違和感を積み、じわじわ追い詰める
答え合わせ 余韻(曖昧さ)が残りやすい 補足情報で腑に落ちる部分が増えやすい
おすすめ 映画→考察→原作で補完 原作→映画で演出意図を読む

引用元:KADOKAWA書誌
KADOKAWA:原作『ぼぎわんが、来る』


よくある質問(FAQ)

FAQは上位表示に効きやすいパートです(読み切りやすく短文で)。

Q. “あれ”の正体は結局なんですか?

A. 映画は正体を断言しません。怪異(存在)としても、家族の歪みを増幅する概念としても読めるように作られています。 そのため「どれが正解」より、どの読み方が一番怖かったかが答えになります。

Q. なぜ“知紗”の名前を知っていたの?

A. そこが恐怖の起点です。説明が少ない分、「外部の侵入」だけでなく「内側の綻び」を疑わせる構造になっています。

Q. ラストはハッピーエンド?バッドエンド?

A. ①救済(決着)②循環(代償)③未完(観客委ね)の3説で読むと整理しやすいです。

Q. 原作を読むと何が補完されますか?

A. 映画で“行間”として残った部分が、文章の情報量で腑に落ちやすくなります。答え合わせ目的なら有効です。


まとめ|『来る』は「理解した瞬間に怖くなる」タイプのホラー

  • 『来る』の怖さは、“あれ”の設定より家族の崩壊構造にある
  • 正体は断言されないからこそ、複数の読みが成立する
  • 伏線を整理して観返すと、怖さが“説明”へ変わり、さらに怖くなる

もしモヤモヤが残ったら、もう一度「伏線表」を見ながら観返すのがおすすめです。